うおしーらんが音楽を作り続ける理由。[Alexandros]のあの曲に励まされ続けた話

こんにちは!

タイアップ専門シンガーソングライターのうおしーらんです。

 

今日は、自分の活動の原点ともなるお話をしようと思います。

 

私は音楽が大好きです。

音楽には、無限のパワーがあると思っています。

 

生きているとしんどいことって誰だってあるじゃないですか。

私にもこれまでそんなことがたくさんありました。

 

辛くて眠れない夜や

悔しくて涙が止まらない昼間も

いつも私を励ましてくれたのは音楽でした。

 

今日は、私が音楽に救われたエピソードを、その時に聴いていた、とあるアーティストの楽曲の紹介と共にお届けします。

[Champagne]というバンドとの出会い

5年前、2013年の1月。

私は大学2年生で、20才。

スズムシラプソディ」という名前でバンド活動を始めて2年目のこと。

 

楽器メーカーで有名な「ヤマハ」主催の日本最大規模の音楽オーディション「Music Revolution(通称:ミューレボ)」に出場しました。

このオーディションはメジャーな音楽レーベルも注目していることもあり、このオーディション出身の有名なアーティストも多数います。

とんとん拍子に予選をくぐり抜け、全国の応募総数4000組以上の中の、最後の11組に選ばれ、最終審査であるジャパンファイナルに出場しました。

会場は、渋谷にあるSHIBUYA-AX(アックス)

現在はもう取り壊されてしまったけど、1500人も収容できる大きなライブハウスで、当時は多くのメジャーアーティストも使用するくらいの、トップレベルの会場でした。

 

3ヶ月前に、ジャパンファイナルの一つ前の予選である名古屋ファイナルでグランプリを取って、アックスのステージに立てると決まってから、私は本当にその3ヶ月間を毎日ワクワクして過ごしていました。

実は、ジャパンファイナルの日にちが、自分の地元の成人式と日程がかぶっていました。

振袖とかも用意しちゃってたけど、メジャーデビューできるかもしれないチャンスを絶対に逃したくなくて、両親を説得してジャパンファイナルへの出場を決めました。

 

私は、アックスという会場に行ったこともなければ、中がどんな様子なのか見たこともありませんでした。

そうだ、どうせなら、アックスでライブをしたアーティストのライブDVDでも買って、イメトレでもしてみよう。

そう思い立った私は、バイト先からすぐ近くのCDショップへ、とくに目星もつけずに行ってみました。

 

アーティストのDVDコーナーを適当に見ていたら、ふと目に入った[Champabne](シャンペイン)の文字。

よく見たら、このDVD、アックスでのワンマンライブを収めたものらしい。

 

[Champagene]というのは、日本の4人組ロックバンド。現在は [Alexandros](アレキサンドロス)という名前に変わって、アリーナでワンマンライブを行ったり海外でライブを行ったり、めちゃめちゃ勢いのあるバンドです。

ただ、当時私がこのDVDを手に取った時は、まだ一部の邦楽ロックファンが好きな「知る人ぞ知る」という感じで、そこまで知名度は高くありませんでした。

当時の私も、「あ、シャンペインってこの前ラジオで流れてたっけ」くらいの程度。ほとんど曲も知りませんでした。

 

けど、なんとなくこのDVDに惹かれた私は、勢いでこれを買って、家に帰ってからすぐに再生してみました。

しん…と静まり返った客席に、丁寧に音を届ける姿。

激しい曲では、音に任せて荒れ狂う客席。

レーザー光線に照らされ、それを見下ろすように「これでもか」と音の波を会場にぶつけるメンバー。

思いもよらない演出に興奮の渦に包まれる会場。

 

かっこいい。

とにかく、本当にかっこいい!!!

 

そして、同時に思うのです。

 

あぁ、私ももうすぐ彼らが踏んだあのステージに立てるんだ…

と。

 

言葉にならないくらいの、緊張感と高揚感。

彼らと同じステージに立てる。彼らと同じステージに立てる。彼らと同じステージに立てる。彼らと同じステージに立てる。彼らと同じステージに立てる。彼らと同じステージに立てる。彼らと同じステージに立てる。彼らと同じステージに立てる。

 

そこからは毎日のように、大学の授業が終わって自宅へ帰るたびに、アホみたいにライブDVDを見続けていました。

電車での移動中も、ずーっと[Champagne]を聴き続けていました。

バンド練習も、ヤマハの担当者がスタジオに来てくれて、本番までに楽曲に磨きをかけていました。

 

このままメジャーデビューできるかもしれなかった、のに。

もしかしたら、このジャパンファイナルがきっかけで音楽レーベルから声がかかってメジャーデビューのチャンスがあるかもしれない。

そんなことを考えると、もっと胸がドキドキしてきて、1月のジャパンファイナルに向けてどんどん気持ちが高まっていました。

 

 

 

そんな中、ここ最近の、スズムシラプソディのリーダーであるキーボード担当のMくんの様子がおかしかったのです。

▲Mくん。キーボードが超絶上手くて、当時のスズムシラプソディの最大の売りポイントは、彼の超絶技巧テクニックでした(私は当時、歌が本当にへたっぴだったので。)

 

練習にも遅刻したり、仕事を理由にドタキャンしたり。

集まりに来ても、どこか上の空でした。

 

私はジャパンファイナルを前に、こんなにワクワクしていたのに、その温度差がもどかしかったのをよく覚えています。

 

そして年明け。ジャパンファイナルの2週間前のこと。

Mくんが、深妙な面持ちでバンドメンバー全員を呼び出しました。「話がある」と。

 

 

 

「俺、ミューレボ終わったら沖縄で活動してるバンドに加入しようと思う」

 

 

 

…え?

つまり、ジャパンファイナルが終わったら、スズムシラプソディを抜けるってこと??

 

崖から突き落とされたような感覚でした。

 

 

こんなに楽しみにしていたジャパンファイナルなのに。

そのさきの未来が、無いなんて。

 

そして迎えた、ジャパンファイナル。

ステージに立つ、この瞬間が訪れるのをこんなに楽しみにしていたのに。

やっと、[Champagne]と同じステージに立つことができているのに。

もうこの4人でライブができるのも、これで最後なんだ。

 

 

結果、入賞ならず。

何も結果を残すことができませんでした。

 

いばらの道を歩いているようだった

ジャパンファイナルが終わって、キーボード担当のMくんが抜けて、スズムシラプソディは3人体制になりました。

1番の見所であるキーボードを失ったスズムシラプソディは抜け殻のようでした。

泥臭くいろんなライブに出るけれど、思うようなライブができない。

メンバー3人で集まっても、いつも重たい空気でした。

 

そして、初期メンバーのドラムが抜け、ライブ活動ができなくなり、メンバーを探す日々。

見つけては、抜け、また見つけては、抜け。

当時の私は、今よりずっと人間的に未熟で、そもそも人がついていきたいと思えるような人間性じゃなかった。

そんな自分の不甲斐なさと、周りではどんどん駆け上がるように人気になっていくバンド仲間たちと見比べて、自分が惨めで仕方がなかった。

あの頃は毎日毎日、辛かった。

なんでこんなにうまくいかないんだろう。

私だってもう一度、アックスみたいにキラキラしてて大きいステージに立って歌いたいのに。

 

当時、夏フェスに行くのが大好きでした。

行くたびに、「私もいつかはこのステージに立って歌ってみたい」って思って、声もあげて盛り上がりつつも、いつも密かに涙を流していました。

ステージ上でキラキラしているアーティスト

バンドメンバーさえ離れて行く、信頼も人気もない惨めな自分。

 

 

彼らの新曲は、まさに自分のことを歌ってた

そんなある時、大好きな[Champagne]が、新曲「starrrrrrr」を発表しました。

そのリリース記念で、私がいつも読んでた音楽雑誌に、ボーカルの川上洋平さんのインタビューが載っていました。

確か、こんなことが書いてあったと思う。

---これまで会社員をしながら路上ライブを長くやってきたり、同期に先を越されたり、デビューできるまで時間がかかってるけど、辛くなかったの?

 

「いえ、全然辛くなかったです。だって、今めちゃくちゃ活躍してるミュージシャンたちのインタビュー読むと、みんな苦労してるんですよ。

だから、その先人たちの苦労を俺も今してるんだと思えましたし。

しんどいことがあったら愚痴ったり、お酒飲んで忘れようとしたりするんじゃなくて、それも全部作品に生かしてきたんで。楽しんで乗り越えてきましたね。

今回の新曲starrrrrrrも、そういうことを歌ってます」

 

このインタビュー記事を読んで、

「ああそうか。私も今こんなに辛い思いをしているのは、未来で開花するための準備期間なんだな」って、今にも崩れ落ちそうな自分の心を、この言葉を頼りに必死に支えていました。

 

そしてこのインタビュー記事が載ったすぐ後に、[Champagne]は新曲starrrrrrrを提げて、あのミュージックステーションに初出演を果たします。

この曲を初めて聴いた時、歌詞が自分のことをそのまま表しているんじゃないかと思い、鳥肌がたったのを今でも覚えています。

この曲を聴くと、あの時バンド活動で苦労していた時のことがフラッシュバックするので、当時の写真と共に、私のお気に入りの歌詞を抜き出してご紹介します。

 

 

starrrrrrr

 

 

私の昔の理想は 跡形も無くなった

 

 

 

だからもう一度 性懲りもないままに
立ち上がって

 

 

 

彷徨って 途方に暮れたって
また明日には 新しい方角へ

 

 

 

この場所で この乱れた時代で
傷付きながら その欲望を守り抜いていく

 

 

 

失っていく 失っていく
幼い頃抱いた夢

 

 

 

逃げ去っていく 逃げ去っていく
昔の自分にとどめ刺して

 

 

 

光る誰か見て 私は泣いた
己と見比べ ただただ泣いた

 

 

 

私の元の表情は 既に死んでしまった
だからもう一度 何も考えないで
思い切って

 

 

 

泣けば良い 誰より笑えば良い
押し殺した その感情曝け出して

 

 

 

どこまでも 私は私だから
貫いて 誰に何を言われようとも

 

 

 

彷徨って 途方に暮れたって
また明日には 新しい方角へ

 

 

 

この場所で この乱れた時代で
傷付きながら 己の歌を刻んでいく

 

 

 

繋がっていく 繋がっていく
大人になり破いた夢

 

 

 

連なっていく 連なっていく
その続きを 今 生き抜いていけ

light up all the star yeah
light up all the star yeah
light up all the star yeah
light up all the star yeah

 

この曲に、どれだけ救われてきただろう。

この曲を聴いて、「私も音楽を通して、誰かの背中を押せるようになりたい」ってどれだけ思っただろう。

 

「スズムシラプソディ」として活動してきて、数え切れないほどの苦労と、悔しい気持ちを味わってきた。

そして結局、去年の夏に初めてのワンマンライブを開催して、スズムシラプソディとしての活動は終わりにしました。

starrrrrrrの歌詞の通り、一度は大人になり夢を破り捨てた。

 

音楽が持つ、計り知れないパワーとは

けど、今わたしは「タイアップ専門シンガーソングライター・うおしーらん」と名前を変えて、当時の自分では思いもしなかった方法で、少しだけ夢を叶えた。

たくさんの方の支援と応援のもと、クラウドファンディングでミュージックビデオの撮影資金とエキストラ出演者を集め、グラウンドを貸し切って撮影を成功させることができたのです。

この曲をご依頼主の豊川のダンススタジオ「STUDIO CLOVER」の皆さんに聴いてもらって、踊ってもらった時の、みんなの笑顔。

そして、撮影に参加してくれたみんなもつられて笑顔になった。

あれだけ、信頼も人気もなかった自分だけど、こんなにもたくさんの人が私の夢に共感して、集まってくれた。

 

そして、私のこの取り組みを見て、背中を押された女の子が身近にいた。

まるちペインターの「なんばちゃん」が、私の作る楽曲とコラボしてイラスト作品集と、ミュージックビデオをクラウドファンディングで制作するプロジェクトを立ち上げたのです。

私がなんばちゃんのために制作した楽曲は、なんばちゃんのこれまでの暗くて辛かった人生、最愛の旦那さんとの出会いによって人生が変化したこと、そして、さらに自分の作品を通じて誰かの背中を押したいというなんばちゃんの想いを、ストレートに表現しました。

なんばちゃんは、完成した楽曲を聴いて、感動で涙を流していました。

そして、準備に準備を重ねて、いよいよクラウドファンディングをスタートさせます。

ずっと俯いていた人生から、自分が本当にやりたいことにチャレンジする人生を歩み始めたのです。

▼こちらから支援ができます!!もちろん私も支援しました。

 

 

スズムシラプソディの活動が辛かった時、一度はやめてしまった時、

音楽を作ることまで辞めてしまわなくて本当によかったと思った。

starrrrrrrの歌詞の通り、破り捨てた夢が繋がって、未来へ連なって行った気がしました。

 

 

もし、[Champagne](今の[Alexandros])というアーティストが途中で音楽を作ることを辞めていたら?

starrrrrrrという楽曲が、この世に存在しなかったらどうだろう?

私はもしかしたら、音楽を作ることを途中で本当に辞めていたかもしれない。

 

音楽って、すごいんです。

しゃべり言葉で「頑張れ」って言われるよりも、メロディとオーケストラに乗って「歌」という形でそのメッセージが発せられた時、計り知れないパワーを持って私たちの心に届くのです。

 

だから私は、音楽を作るという仕事を、ライフワークにしていきます。

「お金を得る」ということは、イコール誰かの役に立つということ。“ありがとう”と言われるということです。

私は、「音楽を作ること」が、人から”ありがとう”と言われるために自分ができることの最たることだと思っています。

 

だから今日も、私は誰かのために、音楽を作ります。

 

メジャーデビューという既存のやり方に捕らわれずに、音楽を届けるということ

「メジャーデビューを諦めた」って言うと、もう音楽自体を諦めてしまったのかと勘違いされることがたまにあります。

確かに、CDがまだ売れていて今ほど娯楽があふれていなかった昔は、「メジャーデビューする(大手の音楽事務所に所属する)」と言うことは、そのまま「売れっ子になって、生活が保証される」と言うことに繋がっていました。

しかし、今は音楽の聴き方も昔とは大きく変化して、音楽ビジネスも昔のやり方が通用しなくなり、メジャーデビューしてもバイトしなければ食べていけないアーティストもごまんといます。

 

スズムシラプソディ時代の私は、自分で作品を発信する力がなかったので、一握りの可能性にかけてメジャーデビューを目指していたのですが、

その中で経験したたくさんの失敗などを通して、自分が本当に自分らしく音楽を届ける方法は、「ご依頼を受けてその人のために楽曲を制作する」なのだと言う答えにたどり着きました。

そして、大手の音楽事務所には所属せずに、自分の力で発信をして、音楽のパワーを必要としている人へ届ける、ということをしていきます。

 

この取り組みを加速させるため、「オンラインサロン」という形を作りました。

  • 楽曲制作に興味がある
  • これまでにうおしーらんに楽曲提供を依頼した・これからしたい
  • SNSでの自己表現を通じて発信力をつけたい
  • うおしーらんの音楽制作活動に一緒に関わってみたい

という方々のためのコミュニティです。

今後、SNSのますますの普及によって、個人が情報発信をすることが今よりもっと当たり前になり、全国民総フリーランス芸能人時代が訪れるなんてことが囁かれる中、

今はまだ浸透していないけれど、今後きっとみんなが自分のオリジナルテーマソングを持つ時代が来るのではないかと思っています。

そんな時代に備えて、今のうちから「SNSでの自己表現を通じて発信力をつける」ということをみんなで学んでいきながら、うおしーらんと一緒になって、オリジナル楽曲制作の裏側に関わって、よりご依頼主に喜んでもらおう、という企画です。

詳しくは、こちらの記事に書かせていただきました!この記事をここまで読んでくれたあなたに、ぜひ読んでいただきたい記事です。

うおしーらん公式オンラインサロン発足!楽曲とSNSで「伝わる」自己表現をしよう